X

盛り上がったシミを液体窒素で取ると跡が残る?きれいになる?

voltamax / Pixabay

普通のシミも気になりますが、ほくろみたいに盛り上がったシミってもっと気になりますよね。

茶色のイボのようになると、それだけで顔が老けて見えてしまうので、皮膚科で取ってしまいたい!と思う人も多いはず。

最近は「液体窒素」でのシミ除去が普及してきました。

保険適用となることが多いので、レーザー治療よりも手軽に受けられるのが特徴です。

でもこの液体窒素での施術をした後、「術前よりもシミの色が濃くなった」なんて声を耳にすることも・・・。

その噂は本当なんでしょうか?

液体窒素で盛り上がったシミを取ったら、悪化しちゃうこともあるの?

このことについて、ずばり調べてみました!

どういう仕組みでシミを消すのか、ということも書いていきますので、やってみたいけど施術に不安がある・・・という方はぜひご覧ください♪

Contents

液体窒素でシミ除去ができる仕組み

まず、液体窒素って何?っていうところからですね。

何だか理科の実験で出てきそうな名前ですよね^^;

液体窒素とは、窒素を冷却して液体にしたものです。

これでどうやってシミを除去するかというと、患部に押し当てて凍傷を負わせ、一時的な傷をつけます。

すると肌を再生しようとしてかさぶたが作られてきます。

かさぶたの下に新しくできた皮膚は、きれいなツルツル肌なので、かさぶたが自然に剥がれるのと同時にシミが消える、という仕組みになっています。

シミを消すっていうと、色を吸いとっちゃうようなイメージがありますが、実は「肌を一度生まれ変わらせる」っていうシンプルなやり方なんです。

ただ、普通の皮膚に対してこの処置を行うと、今度は凍傷の傷の痕が残っちゃうこともあるので、「盛り上がったシミ」に対して使われているわけですね。

ちなみに、盛り上がっているものはシミ以外にもイボなども、この液体窒素で取ることがよくありますよ。

液体窒素でシミ取りをしたら余計に濃くなった!?術後の心構えをしっかりとしておこう

この液体窒素での治療ですが、術後にシミの色が濃くなったという人がたくさんいます。

せっかくシミを消したくて施術を受けているのに余計に目立ってしまうなんて、とってもショックです。

なので心配になる気持ちもわかります。

ただ、心配いりません!

前述したとおり、この施術は「一度かさぶたを作る」という仕組みのため、一時的に傷の状態になるんです。

このかさぶたは、普通のかさぶたと同じく、剥がれ落ちるまでは少しずつ茶色くなって固くなります。

シミが酷くなったのではなく、皮膚が剥がれ落ちるための準備をしているわけです。

かさぶたに茶色くなったり、盛り上がったりしても大丈夫なので、安心してくださいね。

このかさぶたは、時間経過と共に剥がれ落ちていきます。

肌の生まれ変わるサイクルや、患部の面積にもよりますが、数週~数か月で生まれ変わることが多いです。

施術のとき、前もって先生に「施術後どれぐらいで色が落ちるか」を聞いておくと、安心かもしれませんね。

本当にかさぶた? 悪化することも稀にあるので注意

ここまで、液体窒素でのシミ取りではかさぶたができるものだということを書いてきました。

ただ、液体窒素で全てのシミが完全に取れるわけではありません。

術後の注意点についてまとめましたので、読んでみてくださいね。

・治療時の傷痕が少し残ってしまうことがある

・治療の後は紫外線に注意して、きちんと美白ケアを行う

・液体窒素の施術は、複数回受ける必要があることも

治療時の傷痕が少し残ってしまうことがある

普通のケガでも、かさぶたが剥がれた痕、ちょっとだけ周りと色が違うかも・・・っていう痕が残ってしまうことってありますよね。

治療の程度によっては、シミ取りのあとがそうなってしまうこともあります。

シミは取れても、白っぽく色が抜けてしまうことがあるのです。

もちろん元のシミ状態よりは目立たないはずですが、レーザー治療よりも簡単な施術なので、完全に消すのはなかなか難しいようです。

治療のあとは紫外線に注意して、きちんと美白ケアを行う

液体窒素の施術の後は、患部が傷口となって非常にデリケートな状態になっています。

このときに紫外線を浴びてしまうと刺激になってしまうので、いつも以上に紫外線対策には気を付けましょう。

施術を受けた皮膚科から美白クリームなどが処方されている場合は、忘れずにこまめに塗るのが大事です。

液体窒素の施術は、複数回受ける必要があることも

かさぶたが剥がれても、まだシミの色が残っている・・・という場合は、一度の施術で根っこまで全部取り切れていない可能性があります。

シミの範囲や深さによっては、複数回の施術が必要になることも多いようです。

回数や通院期間も含めて、事前に先生の見通しを伺っておきましょう。

まとめ

以上、液体窒素でシミ取りをした後の経過についての情報でした。

お役に立てたでしょうか?

保険適用になるので液体窒素は気軽にできますが、レーザーのような繊細な治療でないことは確かです。

また、施術をしても余計に目立ってしまう時期があるので、顔だと術後、鏡を見る度に落ち込んでしまうこともあるかもしれません。

もしも盛り上がったシミが顔にある場合は、先生とよく相談して慎重に考えてください。

もしも液体窒素のシミ取りをしたら、とても気になると思いますが、決して患部をいじったり、無理にかさぶたを剥がしたりしないように気を付けてくださいね。

かさぶたの下では、きれいな皮膚が少しずつ生まれてくる準備をしているところです。

憂鬱なシミにさよならする日を楽しみに、大切にしてあげてくださいね。

yunon: