肌のためにと思って、水をたくさん飲んでいませんか?
「美肌にはミネラルウォーターをたっぷり飲もう」
なんていう記事が女性誌に載ることがありますが、実際には飲み過ぎは肌に良くない影響があります。
このページにたどり着いたあなたは、
「水分の摂り過ぎが肌に良くないのかも?」
と思っているのかもしれませんね。
現代の女性の抱えている症状は、肌の善し悪しだけでなく、痛みなども水分の摂り過ぎが関係しています。
このページでは、
・水分の摂り過ぎが何故良くないのか?
・肌にどんな影響があるのか?
・どんなものをどれくらい飲んで水分を摂るのがいいのか?
などを書いていきます。
水分をよく摂る人は、絶対に読んで損はないですよ!
Contents
女性は水を飲みすぎている
ペットボトルの水を持ち歩いて、いつても水分補給をしている。
会社のデスクにも常に水が置いてある。
こんな女性、多いですよね。
コンビニや自販機がどこにでもあるため、一年中ペットボトルの飲み物を持ち歩く習慣ができたのかもしれません。
女性誌のモデルさんも、お水を一日にたくさん飲む、と言う人が多いです。
みんなこぞって綺麗な肌をしているので、
「お水を飲むと肌がきれいになる」
と勘違いしてしまう女性も多いのでしょう。
水や冷たい飲み物は、飲み過ぎると体の中に溜まります。
そして体を中から冷やし肌の代謝を低下させます。
夏でも今は冷房の中にいることが多いですから、もともと体が冷えています。
そこへ更に体を冷やす飲み物を入れてしまっているのです。
冷たい飲み物は、口当たりがいいので、習慣的に飲みたくなります。
喉が渇いてもいないのにお茶を飲んだり、と元にいつもペットボトルを置いておいて、なんとなく口寂しい時に飲んでしまったり…。
多くの女性は、こうして水分を摂り過ぎているのです。
こんな症状はありませんか?
水の飲み過ぎは、肌だけじゃなく体全体に影響します。
東洋医学の世界では、水体の中で滞っている状態を「水毒」と呼び、さまさまな症状の原因とされています。
例えば、
むくみ、頭が重い・頭痛持ち、めまい、体がだるい、 お腹がちゃぽちゃぽ言う、冷え性、耳鳴り |
こんな症状は水毒の典型的なものです。
なんと女性の8~9割が水毒体質になっているとも言われています。
あなたの体の不調にも当てはまるようなら、一度水や冷たい飲み物の摂り過ぎを、見直してみる必要がありそうですね。
水の飲み過ぎは肌にも悪影響
「綺麗な肌になろうと一生懸命水を飲んでも、肌が綺麗になった気がしない」
こんなことはありませんか?
水分の摂り過ぎは、体を冷やすとお伝えしました。
そして、体が冷えて血液の流れが悪くなると、肌細胞に届くはずの栄養や酸素は届きづらくなります。
そして老廃物の回収もうまくいかなくなるので、肌の代謝も悪くなります。
美容のためのお水が、実は肌を悪くしていたなんてことがないように、今後は水分の取り方を変えていきましょう。
水の飲み過ぎは体の負担にもなる
水を飲むと、「体の中のいらないものが流れる」気がします。
でも実は、余分に飲めばその分尿がが増えるだけで浄化作用は特にありません。
人間の体は水道管のようにまっすぐ出来ているわけじゃないので、水を飲んで洗いながすような単純な作りではないのです。
私たちの体は水分を取ると、
①飲んだ水が大腸から吸収される
②腎臓から尿になって外に出る
という順番で排出されますが、腎臓が処理できる水分は1分間に16mlなので、飲み過ぎると腎臓に負担がかかります。
この状態が続くと、「低ナトリウム血症(別名:水中毒)」に陥りやすいです。
(漢方の水毒とは違います)
軽い疲労感や、頭痛、嘔吐、重症化すると昏睡状態に陥ることもあります。
場合にとっては死亡する例も。
水の飲み過ぎで命を脅かされるなんて驚きですが、それくらい怖い面もあります。
水分は一日何リットル、何を飲むのが正解?
女性の中には、健康と肌のために1日4リットルくらい、ミネラルウォーターを飲んでいる人がいます。
これは明らかに飲みすぎです。
汗の量は人によって違いますので、水分補給の量は個人差があります。
季節や運動量も関係してきます。
だから「1日に何リットル」という基準はあまり当てはまりません。
喉が渇いたらぶ水分を摂る、これがベストですが、普段の生活の中では、およそ2リットルくらいまでを目安にしてください。
これは、お味噌汁や料理に含まれる水分も含めてなので、水を飲むのは2リットルよりももっと少なくなります。
もちろん真夏の屋外や運動したあとは別です。
汗をかいたら、喉も乾きますので、水分は摂るべきです。
毎日デスクワークで運動もそんなにしない人は、ちょこちょこ水分補給する必要はありません。
運動をせずに水を必要以上に飲むのは水毒の元になりますので、注意してください。
また、ミネラルウォーターは常温で飲みましょう。
体のためには「白湯」の方が体を冷やさないのでオススメです。
可能なら、水分はすべて温かい飲み物で摂るとなおいいですよ。
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まとめ
水分の摂り過ぎがいかに肌に悪いか、お分かりいただけましたか?
また、肌だけじゃなく体にも良くない影響があります。
肌は体の中でも一番最後に栄養が届くところです。
そして内臓の状態が映し出される場所でもあります。
だから、水の飲み過ぎで体が冷え、内臓の働きが悪くなれば、それだけで肌にも影響します。
何気なく習慣で飲んでしまいがちですが、毎日のことだからこそ、気をつけたいですね。
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