小鼻の周りにこんな症状がありませんか?
・赤みがひどくなってきた
・赤みに効果のあるスキンケアが知りたい
・もうメイクで隠しきれない
・皮膚科に行っても良くならない
・脂っこいものを控えても皮脂が多く出る
もしあなたの悩みがこのようなことなら、
この先を読みすすめていただけましたらと思います。
鼻の両側や小鼻の周りが赤くなったり、皮がめくれたりするのは「脂漏性皮膚炎」と言われます。
誰でも多少は抱えている湿疹です。
鼻の周りの皮脂分泌が過剰にになり、その皮脂が空気に触れて酸化します。
その酸化した皮脂が肌へ刺激を与え、炎症を起こすのです。
そして「脂漏性皮膚炎」の原因は過剰すぎる皮脂。
このページでは、
・なぜ過剰な皮脂が出てしまうのか?
・病院へ行ってもよくならないのはなぜか?
・どうしたら過剰の皮脂が正常になるのか?
ということを中心に書いていきます。
ずっと悩んできてなかなか治らないなら、ぜひ参考にしてください。
過剰な皮脂が止まれば、炎症がなくなるので赤みも薄くなり、すっぴんでも自信を持って過ごせるようになりますよ!
Contents
脂漏性皮膚炎の原因・過剰な皮脂は冷え性のせいかも?!
「過剰な皮脂」と「冷え性」一見すると関係がないように見えますが、大いに関係があります。
過剰な皮脂は、血液の汚れを外にだそうとする反応です。
このメカニズムは、体が冷え内部の温度が下がると、酵素の働きが低下します。
この酵素は、
・脂質の代謝
・皮膚に病気を起こす活性酸素を中和する
という大切な役割があります。
代謝が悪いから余分な脂質が、血液に混ざります。
血液はなんとか外に出そうとして皮脂が皮膚に出てくるのです。
脂漏性皮膚炎になってしまう人は、元々脂質の代謝が悪いことが多いです。
そこに冷えが加わり、更に状況を悪化させています。
冷えがあると免疫機能も低下しますので、炎症をなかなか抑えこめなくなります。
だから、皮膚科で抗生物質を出されても、根本の体質(脂質代謝が悪い・活性酸素を中和できない)これが変わらない限り、どんどん悪化したり、ちっとも良くならないのです。
脂漏性皮膚炎を良くするために
まずは冷え性の体質を改善することが大切です。
体の中の温度が上がれば、皮膚に対して良い働きをしてくれる酵素が活性化します。
冷え性の自覚がない方へ
自分は冷え性だと自覚がなくても、既になっている場合が多いです。
以下の点をチェックしてみてください。
・おへそを中心に上と下を手のひらで触ってみる
もし下のほうが上より冷たかったら立派な冷え性です。
・午前10時に測った体温が36.5℃より下
平熱が36.4℃までは冷え性です。
冷え性改善のおすすめは半身浴
湯船に浸かると、物理的に体全体が温まります。
いつもシャワーで済ませていると、体が温まる時がありません。
体が温まれば、血液の流れが良くなり、代謝ががり免疫力もアップします。
また、冷え性を根本的に改善できれば、「脂漏性皮膚炎」もかなり改善していくはずです。
オススメの入浴法は半身浴です。
湯船に39度以下のぬるめのお湯を張り、心臓が湯につからないように、椅子などで高さを調節します。
そのまま20~40分ゆっくりと湯船に浸かって、身体の芯からじっくり温めます。
毎日は無理でも、週に2回は半身浴を試してみてください。
上半身が寒かったら、乾いたタオルをかけておくといいですよ!
湯冷めすると逆に体が冷えるので、湯船から上がったら、下半身や足先に冷たい水をかけておきましょう。
こうすると、湯冷めを防げます。
半身浴は冷え性改善には必ず効果がありますが、即効性はありません。
個人差がありますが、2ヶ月くらい続けると、体の変化や肌の変化を感じられると思います。
食べ物も気をつける
冷え性を改善すると、自然に肌が変わってきますが、脂質代謝を高めるビタミンB2、ビタミンB3を取り入れるとより効果的です。
脂漏性皮膚炎の人が意識してとりたい食べ物は、
ビタミンB2・・・レバー(豚・牛・鶏)、焼き海苔、セロリ、
ビタミンB3・・・まいたけ、鯖、たらこ、 |
脂性肌にはぶどうも効きます。
また、体を温める食べ物には、
しょうが、ネギ、にんにく、こんにゃく、ごぼう、人参、
山芋、蓮根、天然塩、みそ、しょうゆ、梅干 |
などがあります。
これらをうまく組み合わせて、バランスよく食べてください。
ビタミンと聞くとサプリメントを考えがちですが、
食品から摂る方がずっと体に吸収されます。
そして脂が多いものやアルコール、刺激物は控えるようにしましょう。
脂漏性皮膚炎におすすめのスキンケア
まず肌に優しい敏感肌用の石鹸で、余分な皮脂を洗い流します。
どうしても、石鹸を使うと肌が乾燥する人は、スッピンでぬるま湯洗顔をしてみてください。
過剰な皮脂だけなら、これでも洗い流せます。
その後、ビタミンC 誘導体の配合された化粧水を使います。
ビタミンC には、皮脂の酸化を防いだり、炎症を抑える力があります。
ビタミンC は飲むよりも、肌に直接塗ったほうが効果があるんですよ。
誘導体型のビタミンC なら、普通のビタミンcよりも、ぐっと肌への吸収も良くなります。
薬での治療は漢方という選択も
・小鼻の赤みに痒みを伴ているとき
・肌のお手入れや食生活を変えても痒みが治まらない
こんな時は、皮膚科医に相談したほうが良いです。
皮膚科に行くと、小鼻の周りの赤みに効く、抗生物質や抗真菌剤を出してくれます。
それで炎症が治まることが多いです。
ただ、根本的な改善にはなりませんし、薬をやめたら元に戻ることがほとんどです。
そんなときは、漢方の治療を取り入れてみましょう。
漢方は症状そのものを抑えるというより、その人の体質を改善して、脂漏性皮膚炎を治そうとするものです。
脂漏性皮膚炎に使われることが多いのは、
十味敗毒湯(ジュウミハイドクトウ)
からだを温め、むくみを取り、皮膚症状を改善する。
黄連解毒湯(オウレンゲドクトウ)
からだ上部の熱と充血(顔の赤み)や皮膚の化膿に効果がある。
などです。
今までの体を改善していくので、すぐには効果は出ません。
最低2週間~1ヶ月飲み続ける必要があります。
1ヶ月飲んでも効果が感じられないときは、継続か薬の変更を、医師と相談しましょう。
まとめ
脂漏性皮膚炎の根本的な原因と、自力で治すときに気をつけること、漢方での治療などをご紹介しました。
いかがでしたか?
もし、体が冷えていると自覚がある人は、一刻も早く体を温める生活を始めてください。
洋服に響かない薄手の腹巻なども効果的ですよ。
冷え性が改善したら、必ず肌の状態が変わってきます。
赤みが治まってくれば、メイクで厚塗りする必要もないし、きれいに仕上がり、自分の肌に
もっと自身が持てるようになります!
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